百文字占断

2012年2月5日 8:31am 転職した方がいいのですか?



転職を考えています。
 今の職場では昇給もなく、これ以上の収入が見込めません。
 人と接する仕事が好きなのでコールセンターで働こうかとも思いますが長く続けていく自信がありません。
 他に適職はありますか? それとも今の職場で仕事を続けたほうがいいでしょうか?


転職した方が良いかどうか
転職した方が良いかどうか

● 仕事の質問では、クライアントの表示星と仕事の表示星が同じになることがよく起こります。この例でもそうなっています。今現在している仕事はどの惑星なのでしょう? 


  次の仕事は、10ハウスのカスプの次のサインで示されるとすると土星です。

  これは、そういう考え方もあるというだけで、私はそう習いました。様々な本を当たりましたが、そのような記述を未だに見ていません。


  その他に、ドロセウスのトリプリシティーを使うという方法が、あります。これならば幾つかの文献類を散見しますから古代から行われていた方法なのでしょう。一番自分が就きたい仕事として、リセプションで捉えるという考え方もあります。


  その他に、10ハウスのカスプに近い惑星を採用するというのは、これはどの本にも書かれているので、又、ネイタルではそのようにハウスの惑星がその事柄を示すと解釈するので、とても素直な判断方法だと思います。しかし、10ハウスに惑星が無かったら?

 

  自営業者の方ならアセンダントのロードと同じでも、何ら構いません。私=仕事なわけです。しかしながら、働いていらっしゃる人達にとって、質問内容から見て、どうしても、現在の仕事と将来の仕事を比較したい場合はどうすればいいのでしょう。


  ドロセウスのトリプリシティーを使うとすると、10ハウスは火のサインなので昼のチャートでは、太陽、木星、土星という順に候補が挙げられます。木星は既にカレントとして使われてしまっていますから、太陽が現在の仕事となり、考慮の対象となる惑星は土星ということになります。


  質問の主な対象が給料であるとすれば、現在の仕事の給料を表すのは土星です。仕事からのお金、仕事の2番目、11ハウスを採用しています。土星でありイグザルテーションのディグニティーを得ていますから悪くはありません。あくまでも、相対的にです。


  このチャートの中で一番エッセンシャル・ディグニティーが高いのは月なので、給料が月で示される仕事ならば有望です。仕事のお金とすれば、月の居る前のサインに入っている惑星が仕事を示すのであれば、月が給料を示すことになります。ここでは、惑星が双子のサインにありません。月を考慮するわけにはいきません。


  カレントを示す木星と、2ハウスのロードである金星の間にミューチャル・レセプションがあります。ポケットマネーはまだ充分あります。現在の仕事はデトリメントの太陽ですから、あまり気持ちよく働けていないのかもしれません。しかし、給料は相対的に良く示されていて、次のサインに入らずにイグザルテーションを維持し続けます。


  今は、現在の仕事を続ける方が良いと考えられます。


  時期が来れば、又、新しい流れに入るでしょう。自分がしたい仕事がよりハッキリとしたり、誰かから実入りの良い仕事を紹介されたりするでしょう。その時まで待つのが得策です。


  このチャートの中の月は、かなり多くの惑星とアスペクトを形成しています。これは、助けを差し伸べてくれる人が回りに大勢いらっしゃる事を示しています。今は仕事を大事にして、チャンスを待つ方がいいでしょう。きっと、手助けをしてくれる福の神が現れてくれます。 

 


● 質問の中身は、

  転職をしたら給料が上がるのかという意味と、
  転職をしたら、自分の適職に近く、仕事が楽しいのかと、いう意味がありました。

  現在、この両方を満たしてくれる転職はありません。あくまでも、現時点のことです。つまり、自分が行って楽しく、しかも給料も良い状態が続くという仕事です。今の仕事の方が給料が高いと示されています。

  と、同時に、次の仕事の方が給料は今よりも低いと示されています。(土星の入っている次のサインが示す。火星です)

  「長く続けていける自信がありません」、とありますけれども、仕事を選んだ末には長く続けようと思い込むしかないのです。

  人と接する仕事、同じ従業員同士との話も頻繁な仕事ほど、女性が多ければ多いほど、派閥もありそこでどう立ち振舞うか難しく、それこそ長く勤める事ができるだろうか?  という心配も出てこようかと思いますが、コールセンターはそんな職場ではありません。別の意味でノルマがあるとかで厳しいコールセンターもあるようですが。

  他に適職はありますかというご質問では、チャートは、しゃべる事、計算をする事、文章を書く事、パソコンなどを使って入力作業をする仕事などが適職と示しています。だからといって適職は食べていくために嫌にならずに続けていけるという程度の仕事であり、好きな仕事という意味ではありません。あくまでも、選んでいる仕事が長く続けられそうである・・・  という意味です。コンバストになっている水星で示されています。コンバストだったら駄目 ということは決してありません。現に、ネイタルの水星がコンバストで話家やアナウンサー、弁護士や会計士になっている方々は大勢いらっしゃいます。

  今まで以上の収入が見込める仕事は、やはり人と接して営業をする仕事でしょう。売り上げを自ら作っていける仕事が昇給が見込めます。それと、クリエイティブな仕事が伸びがいいです。単純作業はどうしても誰にでもできるので、給料の伸びが経験年数の割には低いものです。それと、資格の有る、取れる仕事も実入りは良いです。行政書士とか、司法書士に向いていると星は示しています。これも好きだから向いていると示しているわけではありません。適切であるから示されています。

  好きになる、というのは、その仕事をどれだけ一所懸命に行うかにかかっています。これは、世間の常識とは違います。現在の仕事でもとにかく全力を尽くせば仕事というものは好きになれるのです。普通は好きな仕事を探して行う、というのが一番好きな仕事に就く最善の方法だと思いがちです。でも、違うのです。与えられている仕事は一番好きになれる可能性のある仕事です。違うかもしれないという判断は、潜在意識がしてしまいます。それに従うのも間違いではありません。天職とは、とても微妙なものなのです。


お返事を頂きました。

 

 私の気持ちとしては今月中に辞表を出して、来月には転職したいと思っていました。
 そんな決意のようなものが星にも示されるのかな・・・と考えていたので鑑定結果には少し意外な気持ちもしました。

 でも、よく考えると今の仕事は決して嫌いではないのです。
 人間関係がイヤとか仕事の内容が嫌になったというわけではありません。

 今の職場が今年の7月に他のグループ会社に営業譲渡されて将来的に不安定だ(ボーナスがないとか3年後に雇い止め)とかいろいろな話が出ています。
 それで不安になってご相談してみました。

 給料があがらないということであれば現時点で他の仕事を探す意味はありません。
 もともと私は仕事に楽しさを求めるタイプではないです。
 仕事は辛くて大変なものであって、そこに少しでも楽しさや喜びがあればもうけもの(笑)。
 それなら今の職場で十分です。

 適職のことも参考になりました。
 今の仕事はしゃべる事、計算する事、文章を書く事、パソコンを使う事、すべてぴったりあてはまります。

 今後は3年後に雇い止めになっても困らないように、資格の取れる仕事を少し考えてみたいと思います。(行政書士は過去に目指して挫折しましたが・・・)

 

ありがとうございました。