百文字占断

2011年4月25日 部下は私に付いてくるか?



  新しい会社を立ち上げたいと考えています。全ての人員を新たに雇い入れる大変さを軽減する方法として、勤めている会社の人を引き抜きたいと考えています。

 

  現在の会社に迷惑の掛からない方法として、会社から退職を打診されている人に対して、私の会社へどうかと誘いたいのです。その中に、ぜひ欲しい人材がいます。彼は私の作る会社へ来てくれるでしょうか?


自分が立ち上げる会社であったとしても、現在勤めている会社に迷惑を掛けたくない。それで良いと思います。後は、意中の人が来てくれるかどうか?  立てたチャートは下記です。


部下は付いてきてくれるか?
部下は付いてきてくれるか?

カレントはアセンダントのルーラー木星。そして、月です。

部下は6ハウス。ルーラーは金星です。

 

これはタイミングが生じるのか?  という問題です。

 

つまり、木星(カレント)と金星(部下)の間にアスペクトやそれに準じるものがあるか、又は、月(カレント)と金星(部下)の間にアスペクトやそれに準じるものがあるかという問題です。

 

それはありました。直ぐにその印を見つけ、カレントにメールしました。

「部下の方は、あなたの下へ来るでしょう。」

判断に要した時間は数分でした。ぜひ探してみてください。

 

5月の中旬に意中の部下にあたる人から、「行きたい」というお返事を頂いたそうです。私も掲載の許可を得ました。


後日談

6ハウスのルーラーがデトリメントになっています。この事はご想像にお任せしますけれども、ある事象を表しています。土星とのレセプションは存在しますけれども、それはオポジションです。

 

アセンダントのルーラーは火星によるレセプションが完成するので星位としては申し分ありません。ただ火星はカーディナルである事、アングルであることから、とても性急に結果を求める気風を吹き込むことでしょう。


私の教室では、このように実証された例題をテキストとして数多く練習していきます。始めはチャート全体に目配せをするのがとても難しいものですが、やがて、様々な要素は頭の中で融合していきます。