● 惑星の振り分けが必要なチャートです。カレントはアセンダント、そしてそのロードの水星です。仕事の質問ですから、10ハウスとそのロードが仕事です。これも、又、水星です。自分で仕事をしているわけではなく、又、仕事を続けられるかどうかという質問ですから、仕事を示す惑星は分離させる必要があります。
丁度都合よく、10ハウスのカスプに土星が乗っています。この土星は、アセンダントのロード水星のディスポジター(カレントを気に入っている)でもあり、又、仕事の判断ではセオリーにもなっていますから、仕事を示す惑星として使えます。土星が仕事です。
アセンダントのロードがどんなに強くても、サインやイグザルテーションの惑星で無い限り、コンバストは有効です。これ一事でも判断できますが、惑星の動きを観察してみても、この仕事の継続契約は難しい事が分かります。観察する惑星は、土星、水星、太陽、です。観察して、判断をしてみてください。
仕事の判断では惑星の振り分けをしなくてはいけない場面がちょくちょく生じます。
アセンダントのロードと10ハウスの惑星が同じという事がよくあります。
今回行ったように、10ハウスのカスプに丁度乗っている惑星は使えます。上記で書いたように、たまたま水星の気にしている事柄、ディスポジターと一致しているので確信して使えます。その他、このような表示が無ければ、10ハウスのカスプのサインのトリプリシティーを使えます。更に、アセンダントのロードと強いリセプション関係にある惑星や、アセンダントのロードがサインの終端位置に置かれていて、次のサインに入る場合など、仕事を示すに違いない惑星を見つける事が大切になります。
ネイタル・リーディングの本 | 推薦図書 『星の階梯シリーズ』