ホラリー占星術 2 その基礎



  西洋占星術の基礎

 

● ホラリー占星術は難しいのでは無くて、全ての占星術の基礎です。 

  何故なら、占星術を体感しながら学ぶことができるからです。

 

  ネイタル占星術では、チャートの中の金星が素晴らしいとして、彼/彼女が大金持ちになるのか、美術的センスが良いのか、人生を相当長い間経験しないと分かりません。

 

  しかし、ホラリー占星術ならば、開業の問題などで、利益が金星で示されているのか、利益が木星で示されているのか迷った時に、木星に注目しないと判断できないことが短時間の後に分かります。

 

  木星が資産・財産の星です。

 

惑星 


● 西洋占星術の基礎は、チャート作成の能力ですが、いまやその能力はコンピューターが代わりに荷ってくれるようになりました。


  私達は、次の知識として、惑星、ハウス、サインを学べばよいことになります。次は


  アスペクト、ディグニティー、リセプション です。

  惑星ハウス、そしてサインは何となく分かっている事柄をしっかりと捉えていけばいいでしょう。しかし、アスペクトディグニティーでは、歴代の占星家達がどのように捉えていたのかの知識も同時に必要となります。自分勝手に解釈していたのでは、いつまで経っても占星術の奥義に達することはできません。特にリセプションの概念は、頻繁に使われていながら日本に正確に伝えられる事はこれまでありませんでした。


 当占星術スクールでは、アスペクトディグニティーばかりではなく、リセプションに付いても古代の文献に基き、歴史的な解釈の変化からも捉えて、そのことを伝えています。そのことによってチャートを立体的とでもいえるくらいに読み解いていけます。


  リセプションは、決してアスペクトの要素拡大解釈ではありません。私の先生のジョン・フローリーは、

  1. アスペクトは、タイミング(機会)を示す
  2. ディグニティーは、良さ悪さ、強さ弱さを示す
  3. リセプションは、傾向を示す

  と、述べています。まさしく上記の事柄は、これらの重要なポイントを言い表していて、これらを欠いては正確なチャートの判断はできません。知らなければ、勢い、心理的な事柄に傾いていくか、プログレスで示される起きるかもしれない事柄の判断に傾いていきます。