11ハウスは木星の神殿です
ここは木星の神殿であるぞ
敬意を持って、崇拝すべし
抒情詩家マニリウスは、西暦一世紀に、木星に敬意を払いながらこの詩句を述べたはずです。現在でも、11番目のサインの水瓶の支配星とはまったく関係の無い、木星がここ11ハウスを支配しています。
魂〇が物質+を支配している金星は、物を上手にコントロールし愛を表現するために使います。他人を喜ばせ、その喜びを自分のものにもする金星です。むろん、一人で楽しむために財を使い切ることさえあります。
物質+によって心 )を支配している土星は、悪魔、サターンの名の通り、人間の心が物質に支配されている状態です。悪魔が自分たちの世界に人間を引きずり込むやり方に見事に屈した人間は、物に心を奪われるというわけです。
楽しみというのは様々な物が仲介してやってくることも事実です。それは5ハウスで起きます。楽しみの程度は、魂が喜ぶ程度でいいのです。それを超えた喜び?を求めることは、単に物質に支配されることです。だからこそ、12ハウスが存在し、そこへ閉じ込められます。12ハウスは制限を受けるハウスです。
ここでジョイとなっている木星は、このハウスにとって相応しい人物であり、これ以上に無い経験を持つことができます。
友人のハウスとなっています。この意味は、神の持つ物差し、つまり慈悲のハウスと呼ばれるように、木星の意味するものの一つが慈悲なので、強く相手を認めるという意義が込められています。天界の物差しがこの世で再現されるモノ、それが友情だとされます。
ネイタル・リーディングの本 | 推薦図書 『星の階梯シリーズ』