レセプション 11

レセプションの中に含まれる感覚は、実際の問題でも確かめられます。実際の問題に当たった方が確かめやすいものです。

新しい彼ができて、別れた彼からは追いかけられているという女性からの質問です。新しい彼に対する彼女の気持ちは、アンティッションで見て取れます。

カレントはアセンダントのルーラー、月です。新しい彼は、土星、そして7ハウスのカスプに丁度置かれている太陽の2つが新しい彼です。

 

離れてきた前の彼は火星で、90度や180度でセパレートしていないことから、まだ完全に抜けきっていない、友達程度には残っていることを示しています。月を少し火星の前に戻してやると、確かにレセプションしていました。しかし、今や元彼だけがカレントに熱を上げています。

 

もしここで、♏のサインに入っている月の状態を『火星(元彼)が好き』と翻訳すると全く別の意味になってしまいます。月は火星に受け取られているので、レシーバーである火星がカレント(月)を好きと読まなければいけません。

カレントの気持ちはこれをしっかりと示し、彼がまだ私を追ってくるのを知っていて、私の気持ちはもう元彼に無いことを話してくれました。火星のサインに入っているので、完全には吹っ切れていないのでしょう。けれども、7ハウスで示される場所にアンティッションで飛び込み、もう後には引けない感じです。また、月のオーブを12度として考慮できるとすれば、もう元彼には戻らない、次のサインに入ることになります。

ここでは、新しく登場した彼がどういう気持ちを持っていくかまでは検討しないことにします。悪くはありません。

 

ディスポジションで示された月の位置で、元彼の気持ちを確かめるのが目的でした。

また、本人を目の前にして、カレントの気持ちも確かめることができました。

 

レシーブしているのが火星(元彼)で、レシーブされているのが月(カレント)です。

 

 

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