レセプションはひじょうに分かりにくい概念です。時と場合によって、質問ごとによって内容を変えるから。そして、受ける(レシーブする)と、受け取られる(レシーブされる、正確に受け取られると訳して良いものか疑問ですが)とがごっちゃになるからです。
英国人が英語で読んでいてさえ間違える理由は多々あると思いますが、その本当の理由は、私には判断不可能です。
星谷健介氏のホームページには、レセプションの詳しい説明が載っています。http://www.hoshitani.com/festinalente/
http://www.hoshitani.com/festinalente/2007/05/とすれば、より詳しい説明があります。
私自身の習ってきたものが正しいのかどうか、時々再考すべきかなと思いながらも、これまで延ばし延ばしにしてきました。英文の様々なサイトを読みながら、あちこちで、受けると受け取られるを逆さに解釈している例を見てきました。と、私の方が間違っているのではないか? などとは露ほども疑わなかったのです。ところが確かめたいという気持ちが動いたのでしょうか。星谷氏のホームページを読んで再考する機会を得ました。
今回は、貴重な機会となりました。星谷氏には感謝する次第です。
どうも、私の理解のほうが間違えていたのです。
ミューチャル・レセプションの段階ではこの取り違えが起きません。ところがもう一つのレセプションの概念で起きます。私は、他の人の捉え方がおかしいと考えていたのですが、星谷氏の指摘していること、デボラ・ホールディング女史の指摘していることを勘案してみると、そちらの方がより納得できるのです。
間違っていることは正していけば良いと思っています。モダンな占星術から伝統的占星術に入って行った時も、そういう思いでした。何も、自分の過去に取り縋っている必要性はありません。多くのチャートを読み直す必要が出てきますが、それも楽しみだと思います。
今はもう無いのですが、リリーメーリングリストという輪が存在しました。1998年に閉じられたようです。その後、horaryに関する様々なメーリングリストが充実してきて、今スカイスクリプトのフォーラムが面白いです。http://skyscript.co.uk/forums/index.php
Horary以外のフォーラムもあるので、興味のある方はどうぞ。私は入らずに覗いているだけです。
リリーメーリングリストの時代には、レセプションの話をする人は、ほぼ、居ませんでした。今や、レセプション無しではチャートは読めないことになっている観があります。
むろん、レセプションを使わずに読むチャートも沢山あります。
このテクニックは非常に重要です。又、占星術を一段と高い敷居に上げてしまっているものかもしれません。この14~5年で理解した人が多く出てきているからこそ、討論の対象になっているのでしょう。
コースでは採用されなかったチャートにヒントがあるかもしれませんので、明日以降にC.A389pのチャートを取り上げてみたいと思います。John Frawley流に読むと、読むことが無くなるほど簡単に仕上がってしまうのでコースで採用されなかったのでしょう。
ところが今回星谷氏の指摘されている方法で取り組むと、とても難解になりました。リリーがあまりに簡単なチャートを載せる事は考えにくいので、そのチャートにも大きな意味があると思います。
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