この頃の金星と火星のトランジットは、よく金星が支配星のサインで起こります。トランジットの賛同者たちは、その日、恋愛が旨く行く日として期待するように述べます。
それは、2011年6月23日(月曜日)の午後に起こります。
期待を裏切るようで申し訳ないですが、トランジットを常識的に考えても、とても高い点数を持つ女の子が、とても低い点数の男の子とランデブーする確率が高いことになります。
理由は、こうです。
女性を示す金星はサインのディグニティーに入っています。とても品位の高い金星ですから、美人で、聡明で、優しく、自分というものを持った誇り高い女性として示されています。
一方の男性は、そのような女性に憧れていながら品位はとても低くなっています。6ハウスに入って、女性に惹かれていることを示していますから、自分は努力せず、草食系で、ナイーブで、男らしい所が全く感じられません。そのくせ、女性を12ハウスから狙います。
まあ、12ハウスから狙うという意味はお分かりにならない人が多いかもしれませんが、そのような男性との恋が生じても、面白いものなのでしょうか?
これはトランジットの事を書いているのであって、この日に出会うすべての出会いが悪いと言っているわけではありません。
リリーならどう描くでしょうか?
ウィリアム・リリーは、850ページあるクリスチャン・アストロロジーという西洋占星術の教科書の中で、トランジットのことをたった1ページしか書いていません※。それも、「まあ、書いとけばいいか!」っていう雰囲気で書いています。
驚かれるでしょう。
プログレスに比べれば、あまり意味のないものなのです。
※ p741. Christian Astrology
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Brooke Sinha (土曜日, 04 2月 2017 05:45)
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