四つの気質

新約聖書は「マタイ」→「マルコ」→「ルカ」→「ヨハネ」の副音書、あるいは”~伝”、”~による書”とされたものから始まります。

 

ジョン・フローリー先生は、聖書も人間の気質を良く知っていたとして、それは「マタイ」多血質、「マルコ」胆汁質、「ルカ」黒胆汁質、「ヨハネ」粘液質の順番になっていると言います。

 

このことは、ルドルフ・シュタイナーによっても言われていて、「マタイ伝」は人の子であるイエスをまさに人間として描いていると言います。「マルコ伝」は、獅子のように闘士盛んなイエスを描いていると言います。「ルカ伝」は、医者として人を癒すイエスです。「ヨハネ伝」は、昔の人の言い伝えを引用し、イエスが大地の上を飛ぶように描いているという表現を用いています。

 

これらは、ホットでモイストな人間、ホットでドライな獅子、コールドでドライな雄牛、コールドでモイストな鷲として対応させると、見事に占星術の春、夏、秋、冬の体質に合ってきます。

 

シュタイナーも、人の心と体を緻密に観察していました。

そして、聖書の読み方も心の眼を開いて読んでいたことでしょう。